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「日本語.jp」「汎用(ローマ字).jp」ドメインでWhois公開代行を利用する際のレジストラを徹底比較

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「.com」など一般的なジェネリックドメイン(gTLD)については、多くのレジストラでWhois公開代行サービスを実施していますが、「日本語.jp」や「汎用(ローマ字).jp」ドメインでは、レジストラによってWhois公開代行サービスが利用できる所とできない所が存在します。

今回は、「日本語.jp」と「汎用(ローマ字).jp」のドメインでWhois公開代行を利用する際のレジストラを比較して紹介します。

スタードメイン、ドメインキング、バリュードメインは新規取得・移管で無料!

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「日本語.jp」もしくは「汎用(ローマ字).jp」のドメインを新規で取得もしくは他のレジストラから移管する場合、Whois情報をレジストラの情報に公開する際、「スタードメイン」と「ドメインキング」、「バリュードメイン」では、無料でWhois公開代行を利用することが出来ます。

上記3社でドメインを新たに取得もしくは移管後にWhois公開代行に申し込むことで、ドメイン情報の項目にある「登録社名」と「Registrant」がレジストラの情報に置き換わります。

また、公開連絡窓口の「氏名」の項目は、Whois公開代行サービスを利用している旨が記載されます。「Email」の項目については、レジストラの連絡窓口の電子メールアドレスが記載されます。

「郵便番号」と「住所」、「電話番号」、「FAX番号」の各項目は、レジストラの所在地の情報に置き換わります。

2016年12月6日の記事で触れましたが、スタードメインは、「日本語.jp」が年額1,180円とGMOインターネット系列の1,190円より10円だけ安く利用できます。「日本語.jp」で長期にドメインを維持したいと考えている場合は「スタードメイン」での取得がおすすめです。

一方で、「ドメインキング」については、「日本語.jp」の新規取得はできず、ドメインを移管しての利用のみとなりますので注意が必要です。ただし、「汎用(ローマ字).jp」の取得は可能です。

お名前ドットコム、ムームードメインは登録者名だけご自身の氏名が表示される

お名前ドットコム」と「ムームードメイン」で、「日本語.jp」もしくは「汎用(ローマ字).jp」を取得する上で注意が必要なのは、Whois情報の「登録社名」と「Resistrant」の項目については、ドメインを取得したご自身の氏名が表示され、この2項目についてはWhois公開代行が行われません。

ただし、その他の公開連絡窓口の名前やEmail、住所などの各項目については、レジストラの情報に置き換わります。

氏名のみの表示であれば問題無いという方であれば、「お名前ドットコム」もしくは「ムームードメイン」で取得しても構いませんが、氏名も一切Whois情報として公開したくないという方であれば、GMOインターネット系列以外の「スタードメイン」もしくは「ドメインキング」でドメインを取得することをおすすめします。

エックスドメインでは日本語ドメインのWhois公開代行が利用出来ない

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一方で、「エックスドメイン」については、「日本語.jp」もしくは「汎用(ローマ字).jp」のドメインでWhois情報公開代行が利用できませんので注意が必要です。

2016年12月6日の「各レジストラで取得・更新する際の日本語ドメインの価格を徹底比較」で触れましたが、エックスドメインは「日本語.jp」のドメインが年間1180円と若干安く取得できることもあり、検討されている方も多いと思いますが、Whois情報を公開しても問題ないという場合のみ利用をおすすめします。

一方、Whois情報公開代行サービスを利用したい場合は、エックスドメインと年間費用が1,180円と同額で利用できる「スタードメイン」の利用をおすすめします。

ただし、エックスドメインは一般的に利用者が多い「.com」や「.net」「.biz」「.info」については、無料でWhois情報公開代行サービスを提供していますので、日本語ドメイン以外の一般的なドメインを取得する場合における利用については安心して利用できます。

お名前ドットコムでのドメイン新規取得は注意が必要

お名前ドットコムで「日本語.jp」、「汎用(ローマ字)」を取得に限らず、全てのドメインを取得する際に注意が必要な事としては、ドメインを申請する途中で、Whois公開代行サービスを申し込む旨のチェックボックスにチェックを入れ忘れてしまった場合において、後日Whois公開代行サービスを申し込むと、毎年1058円請求されるという落とし穴が存在します。

ドメインを取得申請する際のWhois公開代行申し込みの案内とチェックボックスについて、記載されている案内が小さいため、多くの方が見落としてしまっている現状があります。

年間で1058円ですが、ドメインを長期で運用していくとなると、無料でWhois公開代行を利用した場合と比べると費用が割高になってしまいます。

万が一、Whois公開代行サービスの申請を忘れた場合の対処方法については、2016年8月23日の記事「お名前ドットコムでwhois情報公開代行の申請を忘れた際の対処方法」にて詳しい手順を記載していますので合わせてご覧ください。

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