IPアドレスでよく聞く「IPv4」と「IPv6」の違いを徹底解説
- 2016.06.14
- 技術コラム
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近年、「IPv4の枯渇」や「IPv6への移行」といった話を耳にします。インターネットしている際に接続している機器に割り当てられているIPアドレス割り当てる際の規約であるInternet Protocol(IP)のバージョンでのことで、両者には割当可能な台数が限られていることから、新たなバージョンを普及させることが望まれています。
そこで今回は、IPv4とIPv6の違いについて解説します。
IPv4とIPv6は共にInternet Protocolのバージョン
Ipv4とIpv6は、Internet Protocolのバージョンの違いです。
2016年5月20日に記載した「「IPアドレス」と「URL」、「ドメイン」との3つの関係を徹底解説」で、IPアドレスとはインターネット上の住所である事をお伝えしました。
世界中を張り巡らしているネットワークから、機器を割り出す為にそれぞれの機器に対して固有の番号が割り当てられています。この番号が「住所」に該当するものです。
Internet Protocol(IP)は、バージョンによって割り当て可能な機器の数が異なっています。近年では、ネットワークに接続する機器の数が増加しており、今後も更に増えていく見込みです。そのため、IPの割り当て可能な台数を増やすために、IPのバージョンが更新されることによって多くの機器と接続ができます。
IPv4は32ビットデータとして最大42億台接続可能
IPv4とは、Internet Protocol(IP)のバージョン4で、インターネットが普及し始めた1990年頃から現在まで最も普及しているバージョンです。
IPv4は割り当てを行うアドレスを32ビットのデータとして付与します。そのため、接続できる機器の台数が最大42億台に留まります。
1990年頃は、ネットワークに接続する機器がサーバーやパソコンなど限られていたことから、十分な数であると考えられていましたが、現在は、サーバーやパソコン以外にも、スマートフォンやタブレット端末に加え家電、自動車などあらゆる機器がネットワークに接続して利用するニーズも高まっています。
そのため、IPv4では割り当て可能なアドレスの数が枯渇することから、次の章で解説するIPv6に移行を進めています。
IPv6は128ビットに大幅に拡張し接続台数が大幅に増加
Ipv6とは、Internet Protocol(IP)のバージョン6で、IPv4のアドレスが32ビットデータだったのに対し、128ビットデータとして扱われるため、接続できる機器の数が340澗(かん)と、人間が数えられる数以上の機器に対してアドレスが割り当て可能です。
IPv4からは、アドレスの割り当てやデータ転送方式などは同様ですが、アドレスの重複をあらかじめ防止する機能や転送速度の向上、セキュリティ機能の強化が盛り込まれており、信頼性が高いバージョンとして期待されています。
しかしながら、IPv4との相互性が無いことから、IPv6への移行がスムーズに行われていないことが課題となっています。
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