HOME > お役立ちコラム > ドメインについてのコラム > さくらインターネットで契約したドメインを廃止する方法を徹底解説

さくらインターネットで契約したドメインを廃止する方法を徹底解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

前回の記事では、ドメインを廃止する際の手続き方法について見ていきました。多くのレジストラではオンラインで管理画面で廃止手続きが行えます。

今回は、実際に筆者がさくらインターネットで過去取得して使わなくなったドメインの廃止手続きを行ってみましたので、当サイトで合わせてドメイン廃止方法を紹介いたします。

ドメインを廃止する前に確認すべきこと

さくらインターネットでドメインを契約している場合、基本的には1年単位での契約となっていますが、1年以内などドメインの有効期限が残っている場合は、有効期限を迎えてからドメインが廃止されます。その間、ドメインは使用することができます。

ドメインの廃止申請を行った場合、後のキャンセルができませんので注意が必要です。また、廃止したドメインについては、一定期間同一のドメインの取得ができないようになっています。

例えば、「.com」や「.net」などgTLDの場合は2ヶ月から3ヶ月、JPドメイン「.jp」の場合は1ヶ月、「.co.jp」については廃止してから6ヶ月間同一のドメインの再取得ができないようになっています。なお、ドメイン廃止が完了すると、同一のドメインの再取得は難しくなりますので、よく考えてから手続きを行うことをおすすめします。

会員メニューにログインする

ドメインを廃止するには、会員メニューにログインして廃止手続きを行います。なお、レンタルサーバーの管理画面「サーバーコントロールパネル」では、ドメインの廃止手続きはできませんので注意が必要です。

会員メニュートップより、「契約情報」をクリックしします。

契約情報のメニュー画面に遷移しますので、「契約ドメインの確認」をクリックします。

現在、契約しているドメインが表示されていることを確認します。

廃止手続きを行う

契約しているドメインの中から、廃止したいドメインの手続きの中にある「廃止」ボタンをクリックします。

廃止手続きを行う前に、注意事項が記載されていますので、内容を一読し「次へ」ボタンをクリックします。

廃止したいドメインの「サービスコード」と「ドメイン名」、「有効期限」、「廃止予定日」が記載されていますので、それぞれの項目を確認します。なお、1章でも記載しましたが、ドメインの契約期間中に廃止手続きをした場合でも、ドメインの有効期限まではドメインを使用することができます。また、一度廃止手続きを行うと廃止手続きのキャンセルができませんので注意が必要です。

内容に問題がなければ、会員メニューにログインする際に使用するパスワードを入力して、「次へ」ボタンをクリックします。

最終確認画面で、「ドメイン廃止の取り消しができない旨の確認が表示されますので、内容を確認後、問題無い場合は「はい」のラジオボタンをクリックし、「決定」ボタンをクリックします。

最後に、ドメイン廃止申請を受け付けた旨のメッセージが表示されます。

「戻る」ボタンをクリックすると、契約ドメイン一覧画面に遷移しますので、対象のドメインについて「次回請求予定日」の項目に「廃止申請済」と表示されていれば、ドメインの廃止申請が無事に完了しています。

ドメイン廃止申請をキャンセルしたい場合

ドメイン廃止申請を行って、どうしてもキャンセルしたいと考えた場合、何度もお伝えしているのでおわかりかと思いますが、会員メニューでのキャンセル手続きはできない状況になっています。

ただ、契約ドメイン一覧画面で対象のドメインの「手続き」項目としては「転出」の手続きのみができる状況になっています。

そのため、どうしてもキャンセルしたい場合は、他社レジストラに転出することでドメインの維持が可能になります。

なお、他社レジストラに転出する場合は、転出先のレジストラの価格設定に基いて、転入費用を支払う必要があります。gTLDの移管する際の費用については、2016年12月18日の記事で記載していますが、「.com」ドメインであれば、「お名前ドットコム」が920円と2017年現在では最安値となっています。

一度取得したドメインは、使わなくなったからといってすぐに廃止手続きをするのではなく、維持費が許容できるのであれば、可能な限り保有し続けることをおすすめします。

例えば、個人でブログを運営するために取得したドメインや企業がキャンペーンなどで一時的に取得したドメインにおいても、一度廃止すると再取得は難しくなるだけではなく、廃止後、同一のドメインが思わぬ形で使われている可能性が考えられます。

2017年1月21日の記事でも記載しましたが、運用期間が長い場合は売却などの方法で中古として売る方法がありますので、完全に廃止する前に、維持費を安く残す方法やどうしても手放す場合は高く売却する方法を検討してみることをおすすめします。

「ドメインについてのコラム」カテゴリの関連記事