エックスドメインでドメイン移管手続き失敗時の対処方法を徹底解説
- 2017.02.11
- ドメインについてのコラム
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2017年2月4日の記事で、さくらインターネットで取得していたドメインをエックスドメインに移管(転入)する手続きの方法について解説しました。
手続きの方法は、記事で記載したとおり、手順に沿って実施することで手続きは完了しますが、何かしらの理由でエックスドメイン側でドメインの移管手続きを行う時に、問題が発生しドメインの移管申請が受付できない連絡を受けることがあります。
筆者も、前回の記事で紹介したドメイン移管手続きでエックスドメイン側から受付が出来ない旨の連絡を受けたため、原因を調査して再度ドメインの申請を行いましたので、その間の手続きについて見ていきたいと思います。
ドメインの移管(転入)手続きが出来ないケースとは?
エックスドメインにドメイン転入申請を行った後、エックスドメイン側で手続きが出来なかった場合、以下のメールがエックスドメインから届きます。その際は、慌てずにドメインの転入手続きが出来なかった理由を調べます。
エックスドメインへドメインを転入する際に、あらかじめ転入手続きができないケースがあり、以下の事象に該当していないか確認します。
- ドメインの有効期限が切れている
- ドメインの有効期限が7日以内で切れる
- 転出元のレジストラで取得して60日以内である
- 認証鍵が必要な場合、異なる認証鍵で申請した
- レジストラ移管が認められていないドメイン(レジストラロック)の場合
- Whois情報が異なる場合
- 移管承認のメールを期日までに承認していない場合
1・2・3に該当する場合は、ドメイン転出の手続きそのものが出来ませんので注意が必要です。転出先のレジストラで取得して60日以内の場合は、60日経過してから移管手続きを再度行います。
残りの事象に該当する場合は、正しい情報に修正もしくは抜けている手続きを行います。レジストラロックが掛けられている場合は、レジストラロックの解除手続きが可能でるか、転出先のレジストラに確認します。
エックスドメイン側に手続きが出来ない問題を調査してもらう
概ね、上記7つの問題に該当した場合、ドメインの移管手続きが出来ない理由になりますが、どうしても理由がわからない場合は、エックスドメイン側で問題点を調査してもらうことができます。
問題点を調査してもうらうには、エックスドメインのカスタマーサポートにメールで連絡して調査依頼をお願いします。調査に係る時間にもよりますが、すぐに調査がおえた場合は1営業日位でエックスドメインのカスタマーサポートより連絡があり、調査内容の報告が行われ、合わせて、正しい手続き内容の連絡が来ます。
今回、筆者が該当した問題点は、「6.Whois情報が異なる場合」に該当し、Whois情報は公開代行サービスを利用していた為、メールアドレスが転入手続きをしたものと異なるということでした。
転出元のレジストラにてWhois情報代行を解除
一旦、エックスドメインでの手続きは保留にした状態で、ドメインの転出元であるさくらインターネットよりWhois情報代行サービスの解除を行います。
さくらインターネットの会員メニューにログインを行います。会員メニューのトップページより「契約情報」をクリックし、「契約ドメインの確認」をクリックします。
現在契約しているドメインの一覧が表示されますので、一覧上部にある「ドメインメニュー」ボタンをクリックします。
「管理ドメインとネームサーバの一覧」の画面に遷移しますので、該当するドメインの「WHOIS情報」ボタンをクリックします。
登録者情報と管理担当者、技術担当者、経理担当者の各項目に「変更」ボタンがありますので、修正したい項目に対して「変更」ボタンをクリックします。今回は、登録者情報のメールアドレスが異なるという問題でしたので、「登録者」のメールアドレスの項目のみ修正を行います。
各項目の必要事項を記入し、記入完了後「変更を行う」ボタンをクリックします。
ドメインによっては、会員メニューより変更できない場合があります。その場合は、さくらインターネットのカスタマーサポートに連絡し、変更したい項目について変更の依頼を行います。カスタマーサポートのメール送信する際の内容などについては、さくらのサポート情報をご参照下さい。
エックスドメインにて再度移管申請を行う
転出元であるさくらインターネットでWhois情報の変更が完了後、情報が反映されるまで最大48時間程度の時間を要しますので、しばらく時間を明けて、情報が正しく反映されていることを確認します。
情報が正しい情報に変更された後は、エックスドメインにて再申請の手続きを行います。
エックスドメインの管理画面にログインを行い、トップページより最近契約したドメインのメニュー項目にある「移管申請」をクリックします。
転出元で転出依頼を行った時に発行されたAuthCode(認証鍵)を入力し、「移管申請を行う(確認)」をクリックします。
確認画面が表示されますので、内容に問題無いことを確認し「移管申請を行う(確定)」ボタンをクリックします。
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