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企業名で希望のドメインが取得できない時の解決方法

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2017年1月31日の記事で、コーポレートサイトなどで使用するドメインを取得する際におけるトップレベルドメイン(TDL)を選択するポイントをお伝えしました。企業で利用するドメインとしては「co.jp」が良いことをお伝えしましたが、ドメインの数が増加していることもあり、中々希望のドメインを取得することも難しくなっているのも現状です。

そこで今回は、企業でドメインを取得する場合において、希望のドメインが取得出来ない場合の解決方法について解説します。

ハイフンを入れて取得してみる

希望するドメインが取得出来ない場合に最も多く利用される解決方法としてはハイフン「-」を入れることです。

例えば、当サイトであれば、「domaintalk」となりますが、「domaintalk」で取得出来なければ、「domain-talk」などで区切ることで取得できる可能性も広がります。

企業などであれば、「◯◯◯(企業名)-inc」や「◯◯◯-corporation」といった形で表すこともできます。また、後程解説しますが、業種名を入れたり、地域名を入れたりなどすることで、取得できる可能性は一層広がります。

ただし、ハイフンを入れることで気をつけることとしては、海外を相手にビジネスを行っている場合や将来的に海外展開を考えている場合、海外(特に米国や欧州)では、ドメインでハイフンを利用することについてあまり印象として良いとは思われない場合があります。その背景としては、よく偽サイトなどでハイフンが利用されていたケースが多く存在していました。

しかしながら、海外展開でも現地法人を設立するなどであれば、日本向けのコーポレートサイトとは別に、現地のTLDで取得することも可能ですので、貴社の今後の事業計画に合わせてドメインを考えると良いでしょう。

省略して取得してみる

希望するドメインが取得できない場合の対処方法で次に多く利用されるのが、省略する方法です。

こちらは、企業名などによって省略しやすいかなど異なりますが、企業名に複数の名詞を組み合わせている場合などは省略する方法は最も利用しやすいと言えます。

例えば、「エービーシーテクノロジー株式会社」という会社があったとして、この企業名でドメインの取得が難しい場合において、省略する案としては「abctech」やハイフンと組み合わせて「abc-tech」や「abctech-corp」とすることができます。

ただし、省略する場合は言語に関する知識をあらかじめ持った上で行うことをおすすめします。省略したことで、見た目としてセンスが悪かったり、意図しない表現になり誤解を受けるといったことも考えられます。

省略する場合は、ドメイン名を見ただけで企業名をすぐに思い浮かべてもらえる様に、企業名をベースにそのイメージなどを壊すこと無く決めることが重要です。省略しすぎたことで、ドメインと企業名が一致しなければ、本来の目的の意味がなくなってしまいます。

業種を入れて取得してみる

企業を設立して事業活動を行っている場合は、何かしらの業種に属していると思いますが、ドメインは、企業名だけではなく業種をいれることで、ドメインの取得が可能になる場合もあります。

例えば、食品関係の会社であれば「food」、技術関連の会社であれば「technology」、ウェブ関連の会社であれば「web」など使うことが出来ます。

先程の「エービーシーテクノロジー株式会社」の例で言えば、省略の部分でも説明しましたが「abctech」やハイフンを組み合わせて「abc-tech」または、「abc-technology」といった形で業種を入れてドメインの取得ができる場合があります。

ちなみに、一昔前までは、企業名の多くは「田中商事株式会社」の様な漢字名が一般的でしたが、現在では、カタカナで法人登記するケースも増えていることから、自社名の後に「テクノロジー」や業種を組み合わせた企業名が増えています。そのため、現在では業種を入れるという方法は容易に使える手段と言えそうです。

企業名を英文にしてフルスペルで取得してみる

企業名でドメインを取得する際、「◯◯◯株式会社」の「◯◯◯」の部分を中心にドメインを取得することに執着してしまいますが、「◯◯◯株式会社」をそのまま英文にして、フルスペルでドメインを取得すると以外にドメインが取得できるケースも多いです。

例えば、先程の「エービーシーテクノロジー株式会社」であれば、「abctechnologycorporarion.co.jp」でドメインを取得します。

ただし、ドメイン名が長くなってしまうのが大きな欠点ではありますが、2017年1月14日の「サードレベルドメインの文字数は短いほど本当によいのか?」で記載したとおり、企業名などある程度知名度があれば、長くても覚えてもらうことは容易ですし、長いのがきっかけで、SEO的に不利になることもありません。

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