グローバルIPアドレスとローカルIPアドレスの違いとは?
- 2016.05.29
- ドメインについてのコラム
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2016年5月20日の記事で「IPアドレス」と「ドメイン」の関係について解説しましたが、その際に「IPアドレス」には「グローバルIPアドレス」と「ローカルIPアドレス」の2種類のIPアドレスが存在していることを簡単に触れました。
今回は、「IPアドレス」について詳しい概要とそれぞれのIPアドレスの違いについて詳しく解説します。
IPアドレスとはネットワーク機器を識別する番号
IPアドレスとは、ネットワークに接続されている機器を識別する番号で、身近な例で例えると「住所」に該当します。
我々が普段インターネットをする際には、TCP/IPプロトコルと呼ばれる規格に基いて、データのやり取りが行われています。そのため、世界中どこに行っても、どの端末からでもインターネットに接続して情報を閲覧できる訳です。
IPアドレスは、「グローバルIPアドレス」と「ローカルIPアドレス」の2つに分けられています。
グローバルIPアドレスは世界中の機器を識別する
グローバルIPアドレスは、ネットワークに繋がっている世界中のネットワーク機器を識別するためのIPアドレスです。
インターネットを閲覧する際は、我々が使用しているパソコンから閲覧したいサイトのサーバーにリクエストを送信します。サーバーはリクエストの内容に基いて、情報をデータとして送信することで、我々のパソコンで見ることが出来ます。
この様な一連の流れによって、世界中のデータがやり取りされており、パソコンやサーバー、スマートフォン、タブレットなどを含めるとネットワークは網目状につながっています。この網目状になっているネットワークの中から、データを要求または送信したいネットワーク機器を探しだすために、それぞれの機器にに対して、世界に1つしか無いグローバルIPアドレスを割り当てることで、通信できるようにしています。
グローバルIPアドレスは、我々がインターネット契約する際にプロバイダ(ISP)より自動的に付与される「動的IPアドレス」の場合が大半です。一方で、WEBサーバーを公開したり、リモートアクセスより遠隔操作をしたいといったビジネス用途ではグローバルIPアドレスを固定にする「固定IPアドレス」を取得する場合が多いです。
ローカルIPアドレスは家庭や企業内の機器を識別する
「ローカルIPアドレス」は、家庭内や企業内の限られた範囲(ローカルエリア)においてネットワーク機器を識別するIPアドレスです。
我々が普段インターネットを閲覧する際に使用しているパソコンは、世界中のネットワークに直接繋がっている様に見えますが、多くの場合、インターネット契約をする際にプロバイダ(ISP)より借用されている「ルーター」が代表して世界中のネットワークと繋がっています。そのため、グローバルIPアドレスは「ルーター」に割り当てられています。
ネットワークに接続されたパソコンはルーター配下に接続されており、1台だけではなく、2台から3台と複数台のパソコンを接続が出来ます。そこで、ルーター配下に接続しているそれぞれのパソコンをルーターが識別して、複数のパソコンの中から該当するパソコンに適切なデータを提供することや、パソコン同士でデータのやり取りをする際に、「ローカルIPアドレス」を用いて通信します。
ローカルIPアドレスは簡単に調べることが出来ます。WindowsPCであれば「コマンドプロンプト」を起動し、「ipconfig」と入力、Mac OSなどUNIX系のOSからは「ターミナル」を起動し「ifconfig」と入力することで「192.168.X.X」と記載されたIPアドレスを見ることが出来ます。
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