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電子メールを送受信する際に注意すべき4つのポイント

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独自ドメインを使ったメールの設定方法などをお伝えしてきましたが、メールはいつでも送信して連絡が取れることから利便性は高いツールとして長く使われてきていますが、メールの脆弱性を利用して、ウイルスメールやなりすましメールといった悪質なメールを受信することもあります。

今回は、改めて、電子メールを使用する時に注意しておきたいポイントをお伝えします。

送信元のドメインを確認し、見覚えのないメールは開封しない

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電子メールを利用していると、まれに見覚えのない宛先からメールが届くことがあります。見覚えのない送信元なので不思議におもって思わず開封してしまいそうになりますが、開封する前に過去に受信した記憶は無いかどうかを確認し、今まで一度も受信したことがない送信元であれば速やかに削除します。

見覚えのないメールは、フリーメールや携帯電話のキャリアメールに送信される傾向が高いです。理由としては、同一のドメインの利用率が高いことから「@」マークの前をコンピューターなど専用プログラムを使って文字列をランダムに指定して送信することで、誰かに届く確立は高くなります。

また、知っている送信元であっても油断してはいけません。送信元を偽装して送信している可能性もあります。例えば、金融機関や知名度が高い業者などを装って、ウイルス感染や金銭要求をしている場合があります。送信元を偽装しているパターンとして、表示名を変えているパターンが多く、メールアドレスを確認するとフリーメールが使われていたというパターンは多いです。

金融機関や企業などはフリーメールを使って顧客にメールを送信することはありえませんので、フリーメールが使われている場合は、なりすましであることを疑い、速やかに削除します。また、判断に迷う場合は、直接金融機関や該当する企業に聞いてみると良いでしょう。間違っても、疑わしいメールの本文に書かれている連絡先に電話や返信をしてはいけません。

添付ファイルに注意する

メールを介してウイルスに感染するパターンとして多いのが、添付ファイルを開封したことによる感染です。電子メールはテキスト文章やOfficeファイル、実行形式ファイルなどあらゆるファイルを添付して送信することができますが、これらのファイルにウイルスが感染している場合があります。

WordやExcelなどのOfficeファイルを開封した時にウイルスに感染するパターンや実行形式ファイルを開封した時に、プログラムがパソコンにインストールされウイルスに感染するパターンがあります。そのため、添付ファイルはそのまま開かず、一旦、パソコンにダウンロードしてウイルスチェックを行ってから開封することをおすすめします。

また、WordやExcelファイルにアイコンを見せかけておいて、実は実行形式ファイルであったというアイコン偽装するパターンも存在します。例えば、Wordのアイコンをしているが、拡張子に「.exe」が使われている、「写真.jpg .exe」の様に拡張子が2つあるパターンが多いです。添付ファイルを開封する前に、添付されている拡張子の種類は必ず確認します。

メール本文にあるリンクに注意する

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メール本文に記載されているリンクにも注意が必要です。リンク先のウェブサイトにアクセスすることでウイルスに感染することやなりすましメールなどで偽サイトへ誘導するなどのパターンがあります。

リンク先でウイルスに感染したり、偽サイトの多くが、1章で紹介した送信元が見覚えがないメールであったり、なりすましメールの場合が多く、それに気づくことができ、削除するなどの対処ができれば問題ないですが、万が一、気付かずに開封した場合などでも、本文のリンクがどの様なサイトにリンクされているのかを確認できれば、被害は最小限で済むことも多いです。

メール本文に記載されているリンクは、リンク先のURLがそのまま記載されているパターンも多いですが、悪質ななりすましメールなどの場合、正規のURLに見せかけて、本当のリンクは偽サイトであるというパターンが多いです。例えば、短縮URLを使用して、偽サイトのURLをわからなくするパターンやハイパーリンクの文字列を正規のURLに置き換えて表示するパターンなどがあります。

また、メール本文に画像などウェブサイト同等に表現可能なHTMLメールにも注意が必要です。ウェブサイトを見ただけでウイルスに感染するリスクも多いのと同様に、HTMLメールはウイルス仕組むことも可能です。そのため、メールソフトなどで、HTMLメールを受信した場合、開封時はHTMLメールとして表示せずにテキスト形式で表示するなどの設定をしておくと良いでしょう。

セキュリティソフトをPCにインストールする

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これは当然のことですが、お使いのパソコンには必ずセキュリティソフトをインストールします。また、インストールしても最新のウイルスなどに対応できるよう、常にセキュリティソフト会社のサーバーと通信して定義ファイルが更新されていますので、インターネット回線には必ず接続しておくようにします。

セキュリティソフトは、メールソフトなどで受信されたメールに対してもウイルススキャンが可能になっているものが殆どです。また、ウイルスに感染しているメールや迷惑メールなどを自動で削除したり、指定した送信元からの受信を拒否する機能など持ち合わせているセキュリティソフトもあります。

また、Windows UpdateなどOSのアップデートはこまめに実施し、常にソフトウェアを最新の状態に保っておくことも重要です。しかしながら、まれに、OSのアップデートをした際に新たな不具合が発見されることもあります。不具合のリスクを軽減するためにも、OSのアップデートの通知のみを有効にしておき、アップデートが公開されてから、1週間程度様子をみて、インターネットの情報などを参考に問題と判断できれば、速やかにアップデートを行いましょう。

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