HOME > お役立ちコラム > ドメインについてのコラム > 個人のウェブサイトでの利用に最適なSSLサーバ証明書を紹介

個人のウェブサイトでの利用に最適なSSLサーバ証明書を紹介

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

近年ではSSLサーバー証明書を導入することで暗号化してセキュリティを高めたウェブサイトが増えています。2016年11月8日の記事で記載した様に、SSLサーバー証明書には、ドメインを認証した「DV証明書」、ドメインと企業を認証した「OV証明書」、OV証明書を更に強固にした「EV証明書」の3つがあります。

個人でもインターネットを利用してビジネスを展開する方が増えていますが、特にECサイトや予約サイトなど顧客情報を扱うビジネスを行う場合は、ウェブサイトにSSLサーバー証明書を導入して通信を暗号化することで、個人情報の漏洩を防ぐことが求められます。

個人のウェブサイトである場合、「OV証明書」と「EV証明書」の導入ができませんので、ドメイン認証型の「DV証明書」を利用する事になります。今回は、個人利用に最適なSSLサーバー証明書を紹介します。

年間の維持費が安いラピッドSSL

112501

ラビットSSLは、1年契約で4,300円と低価格が特徴で最短即日で発行可能なドメイン認証型の「DV証明書」を発行しています。低価格ではありますが、認証局がシマンテックグループのジオトラストであるため、安心して利用できるSSLサーバー証明書です。

SSL暗号化は世界標準として定められている256ビット鍵長であるため、信頼性も高いのが特徴です。

対応しているブラウザは、Windowsでユーザーが多いInternet Explorerバージョン6以上の他、GoogleのChrome1.0以降、Opera9.5以降、Mozilla Firefox1.0.0以降、Mac OSの標準ブラウザであるSafari2.0以降と幅広いブラウザに対応しています。また、モバイル対応については、日本国内のフィーチャーフォンやAndroidスマートフォンの標準ブラウザ、iOSのSafari、Windows PhoneのIE Mobile、BlackBerryの標準ブラウザに対応しています。

また、複数のウェブサイトを運営している方にも嬉しい、マルチドメインにも対応しています。

知名度で選ぶならジオトラストクリックSSLプレミアム

112502

ジオトラストは、シマンテックグループの認証局で、全世界シェア2位を誇ります。年間コストは先程のラピッドSSLに比べると割高ではありますが、高い知名度と信頼性で選ぶなら納得が行く価格設定になっています。

ジオトラストのドメイン認証型のSSLサーバー証明書は「クイックSSLプレミアム」という商品名で展開されています。価格は1年契約で正規で購入すると、33,804円と割高ではありますが、代理店を経由して購入すると1万円台から購入することが出来ます。例えば、KDDIグループの「KDDIウェブコミュニケーションズ」では、1年契約で15700円と割安な価格で購入できます。

ディスクトップ版の対応ブラウザは、Internet Explorer5.01以降、Firefox1.0.0以降、Google Chrome1.0以降、Safari2.0以降、Opera9.5以降に対応しています。モバイルでは3キャリアのフィーチャーフォンの標準ブラウザの他、Android、iOS、BlackBerry、Windows Phoneなどスマートフォンにも100%対応となっています。

1つの証明書で、複数のサーバーでの利用も可能となっていますので、複数サイトを展開している方にもおすすめです。

レンタルサーバー同時契約ならSSL付きレンタルサーバーがおすすめ

レンタルサーバーも合わせて検討している場合、共有SSLが利用できるレンタルサーバーを検討してみるのも良いでしょう。

共有SSLとは、レンタルサーバー業者が保有しているSSLサーバー証明書を、レンタルサーバーのユーザー同士で共有する証明書です。そのため、ご自身でSSLサーバー証明書を取得して設置するという手間が省ける他、無料で利用できる場合がほとんどですので、コストを抑えた上でSSLサーバー証明書を導入できます。

ただし、あくまでもSSLサーバー証明書の所有者はレンタルサーバー業者になりますので、ご自身のドメインが証明書に表示されるわけではなく、レンタルサーバー業者のドメインが証明書に表示されます。

無料で共有SSLサーバー証明書を導入しているレンタルサーバーは、「エックスサーバー」、「さくらインターネット」、「バリューサーバー」、「お名前ドットコム」等が上げられます。

基本的に、レンタルサーバー業者では共有SSLを利用プランに応じて用意している場合が多いので、各レンタルサーバーのウェブサイトのスペック表で共有SSLに対応しているか確認してみると良いでしょう。

「ドメインについてのコラム」カテゴリの関連記事