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ドメイン変更する際に、SEO対策の観点で注意すべきこと

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2016年7月27日の記事では、ドメイン変更する際のポイントについて解説しました。ドメイン変更の際に多くの手続きを要するため、頻繁に変更することはおすすめできませんが、どうしても変更すべき理由がある場合は、SEOの観点を考慮して変更手続きをする必要があります。

今回は、ドメイン変更する際に、SEOの観点から考えて注意すべきことをお伝えします。

旧ドメインに新ドメインの移転案内をしないこと

旧ドメインから新ドメインに変更する際に、まれに旧ドメインのサイトに新ドメインに移転した旨の案内を行うために、リンクを貼っているケースを見受けられますが、SEOの観点から考えると有効な方法とは言えません。

新ドメインに移転したことを案内していても、旧ドメインを残したままであれば、Googleの評価はそのまま維持されているケースが多く、いつまでも旧ドメインが上位に表示される状況が続きます。また、新ドメインに移転案内しただけでは、Googleの評価を移すことができません。

旧ドメインから新ドメインに変更する際は、「301リダイレクト」を使って、旧ドメインから新ドメインに転送します。「301」はHTTPのステータスコードで、サイトが見つからなかった場合に表示される「404」と同様です。「301リダイレクト」を使うと、今までのGoogleからの評価を引き継ぐことができますので、最も有効な方法です。

旧ドメインのサイト内容を新ドメインに転載しないこと

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今まで旧ドメインで運用していたサイトに記載していた内容を、新ドメインで運用しているサイトに転載するケースも見かけますが、こちらは、Googleからコピペ判定をされてしまい、新ドメインの評価を下げてしまうことにつながります。

従来通り、旧ドメインと新ドメインの両方にアクセスがあった場合でも、ビジターを逃すリスクが減るため、一見有効は方法と考えがちですが、新ドメインでマイナス評価が付与された場合、それを復旧するのは大変困難です。

旧ドメインがスパム判定を受けた場合転送設定はしない

ドメインを変更する理由として、Googleからマイナス判定やスパム判定がつけられた場合、「301リダイレクト」による転送設定は、Googleの評価もそのまま引き継いでしまいます。そのため、新たにドメインを取得した後、白紙の状態からリスタートする心構えで、新サイトを作りなおすのが無難です。

「301リダイレクト」の設定をする場合は、ご自身のサイトがマイナス評価となっていない場合に限ります。

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