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日本語ドメインを使う上での3つのデメリット

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前回は、日本語ドメインを使う上でのメリットについて紹介し、インパクトがある点やSEO対策に効果的である点を解説しました。一方で、日本語ドメインは、日本国内でしか通用しないがためにデメリットも存在します。

今回は、日本語ドメインを使用する際のデメリットを解説します。

日本語ドメインは「Punycode」に変換される

日本語ドメインの最大のデメリットとしては、日本語ドメインは、そのまま日本語その物がドメインとして使用されるのではなく、通信を行う際に、ASCII文字列である「Punycode」に変換されてしまうことです。

例えば、「ドメイン取得.com」という日本語ドメインをASCII文字列に変換すると「xn--eckwd4c7cy36u3zo.com」となります。この「xn」から始まる英数字を「Punycode」と呼びます。

日本人に特化したサイトであれば、日本語なのでインパクトがありますが、日本語以外を使用する方が閲覧した時、URLが異様に長いため、健全なサイトなのか疑ってしまうことになります。そのため、海外向けサイトには不向きです。

メールアドレスのドメインに指定しづらい

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次に、日本語ドメインのデメリットとしてメールアドレスのドメインに指定しづらいことです。

現在、メールアドレスのドメインに日本語の指定ができないため、日本語ドメインをメールアドレスに使用する場合、先程解説したの「Punycode」がメールアドレスのドメインとして使われます。

例えば、「info@ドメイン取得.com」のメールアドレスを作ろうとした場合、「Punycode」に置き換わったドメインが適用され、「info@xn--eckwd4c7cy36u3zo.com」というメールアドレスになります。そのため、送信時する際に、メールアドレスに不信感を抱いてしまうことにつながります。

一般サイトであれば、問い合わせフォームの設置などで対応はできますが、企業サイトなどメールアドレスが必然的に必要になるビジネス利用の場合、サイト用とメール用でドメインを使い分けるなどの対応が不可欠です。

日本語ドメインが使用できないサーバーがある

多くの方はドメインとセットでレンタルサーバーを契約することが多いと思いますが、レンタルサーバーの中には日本語ドメインが使用できないサービスも存在します。

日本で展開しているレンタルサーバーであれば、日本語ドメインへの対応は可能かと思いますが、日本語ドメインで運用したい場合、必ず、契約しようとしているレンタルサーバーの仕様をあらかじめチェックすることをおすすめします。

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