ドメインを変更できるのか？変更前に確認しておきたいポイント

一度取得したドメインを変更したいと考えた場合、ドメインを書きなおして設定するといった単純な作業では完結しません。いざ、変更に踏み切るとなれば多くの手間と時間が発生するのが事実です。

今回は、そもそもドメイン変更が可能なのか、どうしても変更したい場合の確認ポイントを解説します。

独自ドメインは基本的に変更できない

何かしらの理由で取得した独自ドメインを変更したい場合も考えられます。ただし、1度取得したドメインは基本的に変更することはできません。

そのため、ドメインを取得する際は、将来的に変更することが発生しないように十分に検討した上で、ドメインを決める必要があります。

特に多いのが、意味もなく単純にサイト名を変更するなど気分的に左右される理由での変更は、今後の評価を下げることにもなりますので、気分や状況に左右されず、長期的に持続可能なサイトをつくることも重要です。

どうしても変更したい場合は新規で取得する

取得したドメインは変更できませんが、状況によってはドメインを変更せざる得ない場合も考えられます。例えば、会社の合併などの組織変更などによりドメインを変更する場合や、今まで無料ブログサービスや無料サイト作成サービスで運用していたが、新たにレンタルサーバーを借りてサイトを運用していきたいといった場合が考えられます。

この様に、どうしてもドメインを変更したい場合は、既存の契約ではドメインの変更手続きができませんので、新たにドメインを取得する必要があります。

旧ドメインからリダイレクトの設定を行うこと

ドメインを取得しても、Googleの検索エンジンには旧ドメインのインデックスが記録されており、新たなドメインを取得しても一定期間は旧ドメインへアクセスが行われます。

そのため、新ドメインを取得してサイトを公開する場合、旧ドメインから新ドメインへのリダイレクトの設定を行います。

リダイレクトの設定は「301リダイレクト」を用いて行います。「301」という値は、ページが存在しない場合において使われる「404」同様にHTMLのステータスコードで、ページを移動で切ることに加え、今まで蓄積したGoogleのインデックスもそのまま引き継ぐことができます。

具体的な設定方法については、別途記事にする予定ですが、ドメインを変更する際は、今までのGoogleからの評価が蓄積されていることを踏まえ、新しくドメインを取得した場合においても、従来通りの評価をそのまま引き継ぐことが重要です。